PPポリプロピレン

PP(ポリプロピレン)は多くの性質がPE(ポリエチレン)と似ていますが、耐応力亀裂性・透明性・引張強さはPEより優れています。プラスチックの中で比重が最も小さい部類に属し、繰り返しの曲げに強いヒンジ特性があり、食品衛生法の基準に適合しています。

連続使用温度
65
比重
0.91
板材厚さ
2~100mm
丸棒径
Φ10~300mm
白色のPP板材と丸棒

特性

  • 軽量な素材

    プラスチックの中で比重が最も小さい部類に属します。

  • PP特有のヒンジ特性

    繰り返し曲げてもよく耐えるヒンジ特性があります。

  • 食品衛生性

    食品衛生法の基準に適合しています。

  • 耐応力亀裂性

    応力亀裂によく耐えます。

  • 良好な表面外観

    表面光沢が良く、比較的傷がつきにくい素材です。

物性表

PPの物性
項目単位試験方法PPHDPE
機械的性質
引張降伏強さkg/cm²ASTM D638330250
引張破断強さkg/cm²ASTM D638310
破断伸び%ASTM D638>5100800
曲げ弾性率kg/cm²ASTM D7901700011000
硬度RockwellASTM D785R100D65
衝撃強さ(ノッチ付き)kg·cm/cm notchASTM D2563.820
摩耗量mg/1000 cyclesASTM D104440
物理的性質
比重0.910.96
線膨張係数×10−5/℃1111
熱伝導率kcal/m·hr·℃0.120.21
吸水率(水中24時間)%ASTM D570<0.01<0.01
比熱kcal/kg·℃0.460.55
連続使用温度65
燃焼性ASTM D6351.9~2.12.5~2.6

代表値であり、グレードや形状によって異なる場合があります。 「準備中」の項目は資料を確認中です。必要な場合はお見積もりのお問い合わせでご依頼ください。

規格

PP板材

厚さ T (mm)

白色
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 8
  • 10
  • 12
  • 15
  • 20
  • 25
  • 30
  • 35
  • 40
  • 45
  • 50
  • 60
  • 70
  • 80
  • 90
  • 100
よもぎ色
  • 5
  • 10
  • 15
  • 20

PP丸棒

色 白色直径 Φ (mm)

  • 10
  • 12
  • 15
  • 20
  • 25
  • 30
  • 35
  • 40
  • 45
  • 50
  • 55
  • 60
  • 65
  • 70
  • 75
  • 80
  • 85
  • 90
  • 100
  • 110
  • 120
  • 130
  • 140
  • 150
  • 160
  • 170
  • 180
  • 190
  • 200
  • 250
  • 300

用途

  • 自動車部品
  • 家電製品部品
  • 食器・卓上用品
  • 文具・事務用品
  • 医療用容器
  • コンテナ類・雑貨
  • 食品包装フィルム
  • 繊維素材・フラットヤーン

技術資料

PPの最大の特徴は繰り返しの曲げに強いことで、この性質を利用してヒンジ(接合部)を作ることができます。ただし、PEに比べて低温での衝撃や紫外線には弱い素材です。

ほかの素材との比較

素材別の比較資料は準備中です。各素材のページで規格と特性をご確認ください。

よくある質問

PPは何度まで使用できますか?

連続使用温度は65℃です。PEに比べて低温での衝撃には弱い素材です。

PP板材と丸棒にはどのような規格がありますか?

板材の厚さは白色 2, 3, 4, 5, 6, 8, 10, 12, 15, 20, 25, 30, 35, 40, 45, 50, 60, 70, 80, 90, 100 mm、よもぎ色 5, 10, 15, 20 mm です。丸棒は白色で、直径 Φ10, 12, 15, 20, 25, 30, 35, 40, 45, 50, 55, 60, 65, 70, 75, 80, 85, 90, 100, 110, 120, 130, 140, 150, 160, 170, 180, 190, 200, 250, 300 mm です。

PPは食品に触れる用途に使えますか?

PPは食品衛生法の基準に適合した素材で、食器や食品包装フィルムなどに使われます。

PPとHDPEはどう違いますか?

PPは比重0.91でHDPE(0.96)より軽く、引張降伏強さ(330対250 kg/cm²)と曲げ弾性率(17000対11000 kg/cm²)が高くなっています。ノッチ付き衝撃強さはHDPEが20、PPが3.8 kg·cm/cmでHDPEの方が高く、PPはPEより低温での衝撃や紫外線に弱い素材です。

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