PPSUポリフェニルサルホン

PPSUは衝撃強度と蒸気滅菌耐性に優れ、弾性率と耐熱性が高い非晶性熱可塑性樹脂で、FDAの要件を満たしています。吸水率が非常に低いため、蒸気滅菌が必要な医療機器用の素材として好まれ、滅菌トレイ、歯科・外科器具のハンドル、流体搬送用カップリングや継手に広く使われています。

荷重たわみ温度
207
規格適合
FDA · USP Class VI
琥珀色のPPSU板材と丸棒

特性

  • PSU・PEIより高い衝撃強度

    ポリサルホンやポリエーテルイミド(Duratron® PEI)より衝撃強度と耐薬品性に優れています。

  • 非常に低い吸水率、蒸気滅菌

    他の非晶性樹脂より吸水率が非常に低いため、医療機器の消毒に広く用いられる蒸気滅菌が必要な機器に適しています。

  • 酸・塩基への耐性

    幅広い温度範囲で、酸と塩基(市販の洗浄剤を含む)に対する優れた耐性を持ちます。

  • FDA・USP Class VI

    FDAの要件を満たし、USP Class VIに適合しています。

  • 荷重たわみ温度 207℃

    はんだ付け温度に耐える必要がある電子組立装置の部品にも適しています。

  • ボーンホワイト、透明タイプも注文可能

    半製品はボーンホワイト(Bone White)色で生産され、透明タイプもご要望に応じて供給できます。

物性表

PPSUの物性
項目単位試験方法
荷重たわみ温度207
比重g/cm³準備中
引張強さMPa準備中
曲げ弾性率MPa準備中
吸水率%準備中

代表値であり、グレードや形状によって異なる場合があります。 「準備中」の項目は資料を確認中です。必要な場合はお見積もりのお問い合わせでご依頼ください。

用途

  • 滅菌トレイ
  • 歯科・外科器具のハンドル
  • 流体搬送用カップリング、継手
  • 内視鏡プローブ位置調整用フェルールのハンドル
  • 医療用ワンドのハンドル
  • はんだ付け温度への耐性が必要な電子組立装置の部品

技術資料

内視鏡プローブ位置調整用フェルール:大腸内視鏡プローブの位置を調整するフェルールのハンドルをRadel®素材で精密加工し、ステンレス鋼を代替します。

医療用ワンド:Radel®丸棒から精密加工したハンドルを医療機器の構造部品として使用します。衝撃強度に優れ、繰り返しのオートクレーブ滅菌にも耐えます。以前はステンレス鋼が使われていました。

ほかの素材との比較

素材別の比較資料は準備中です。各素材のページで規格と特性をご確認ください。

よくある質問

PPSUは蒸気滅菌を繰り返しても大丈夫ですか?

はい。吸水率が非常に低いため蒸気滅菌が必要な医療機器用の素材として好まれており、PPSUで加工した医療用ワンドのハンドルは繰り返しのオートクレーブ滅菌に耐えます。

PPSUは医療・食品関連の規格を満たしていますか?

FDAの要件を満たし、USP Class VIに適合しています。

PPSUにはどのような色がありますか?

半製品はボーンホワイト(Bone White)色で生産され、透明タイプもご要望に応じて供給できます。

PPSUとPSU・PEIはどう違いますか?

PPSUはポリサルホン(PSU)やポリエーテルイミド(Duratron® PEI)より衝撃強度と耐薬品性に優れています。

PPSUの荷重たわみ温度は何度ですか?

207℃です。はんだ付け温度に耐える必要がある電子組立装置の部品にも適しています。

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